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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

鑑賞もまた、独創的であり創造的であることをやめることはできない。

第2回立体象書研究会展 ―書の心、心の中のこころ― 9/16~9/28
開催中の会場、

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社 つづき、
―鑑賞すること― p.213より、
、、、要するに、鑑賞者は、自己の生命的自覚をひっさげて、作品として表現されている生命的自覚の中に生き込むのである。そこに避けられない二種類の生の乖離(かいり)の故に、ときには共感し、ときには反発する。作品鑑賞に伴なう芸術的感動の内部には、常にかかる共感と反発の契機が潜められている。それにしても、完全なる鑑賞は、対照的な生の中にみずからも生き込むことによって、いわば二枚の生のレンズを調節して、一つの焦点を結ぶことである。ただし、その場合にも、人は自分の生のレンズをうしなうことができないから、鑑賞もまた、独創的であり創造的であることをやめることはできない。 という(1956年の井島勉)氏、、、つづく

2013年の現在の作品の鑑賞、、、自己の生命的自覚を賭ける作品に対して、、、審査をするということが行われている「書道展」、はたして、独創的であり創造的であることを、、、我を忘れて見入るということができるのだろうか、、、

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