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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、少なくとも十年又は二三十年は着眼點は勿論藝術其のものまでが先だつて居らねばならぬ、、、

下図、高知県に再上陸した台風19号、、、2014/10/13/15:06・現在、

昭和十三年發行 天來翁書話
實用書及び藝術書の奬勵法を異にすべきを論ず
.361、 工藝は美術の
奬勵法如何によりて、或は發逹し或は退歩すべきもので、猶良い先生を得れば生徒が良くなり又惡い先生を得れば惡くなるやうに、密接なる關係を有つてゐるものであるから、大に美術家の鑑識及び技倆を向上させて置き何時も工藝に對して其の指導者の地位に立つやうにして置かねばならぬ。故に美術家と工藝家の審美的着眼點は、高等師範の學生と小學生徒の懸隔のあるのが普通であるから、其の奬勵法に於ても大なる相違がなければならぬ。何となれば工藝品を製作する者は、個人の事業としても又國家の事業として之を考へて見ても、經濟と分離すべからざる關係にあるを以て、其の時代に於ける多數人の歡迎するものでなければならない。けれども美術は、何時も之が指導の位置に立たなければならないから、少なくとも十年又は二三十年は着眼點は勿論藝術其のものまでが先だつて居らねばならぬ。書道に於ける實用書と藝術書は古今を通じて、、、(昭和六年)、藝術を語る天来先生、、、つづく
p.357に、今から考へると楊守敬の來朝により、碑帖の研究が追々盛になり、執筆法及用筆等迄大なる變化を來した、、、その時代に、又一方では、、、何 れもその技倆は淺薄のものであつた、とある、、、現在でも、技量の浅薄な者ほど執筆法用筆等々に固執し変化を考えない、藝術を考えない、しかし彼等は一様に書を語る、、、

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