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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

”書といふものは面白いのであります”

下図、”書を語る 3 ”1988年2月25日 第2刷発行・二玄社
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書と建築空間――その類似性を考える  磯崎 新(建築家)
つづき、、、白井晟一氏の場合
 しかし、私の書に対する関心は、悪筆コンプレックスも手伝って、その後いっこうに進展しない。建築家白井晟一(せいいち)氏と十数年間にわたっておつき合いさせていただき、氏の建築作品に関する長い文章をかいたこともあるのだが、氏の書については、つねに敬して遠ざけることしかやっていない。白井晟一氏の書については既に二冊も本が出版され、多くの論もあるために、私には割りこむ隙間(すきま)もみつからないというのが正直なところである。
 しかし、建築の設計に必要な時間の他は大部分の時間を深夜、書の手習いに打ちこんでいるという白井氏にとって、建築の表現が書と緊密な関係があることは確実だろう。近作、親和銀行本店の懐霄館(かいしょうかん)は、かつての凝固したような表現がいっきに解けて、まったく自由なバロック的な表現があらわれてきているのだが、氏の書にもそういった自由さがあらわれてきているという見方もなりたつかもしれない。、、、つづく
―〈五十二・二〉1977.2.―

書が三次元で自立する立体象書!
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