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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、、そこに書かれている天漢三年の年号はB・C・九八年に当たる、、、

下図、左、‐ 墨美 特集 触覚性 ‐ 木簡 第一図、
   右、‐ 天漢三年十月 ‐ 可比丹臨書、

NO.46 7(JUILLET)1955 BOKUBI「墨美 特集 触覚性」
 ニジェリアの絵画と木簡 ―その心性と触覚性―木村重信
 つづき、p.7、、、 その意味では書の揺籃期である。(もっとも、篆書隷書は後漢においてすでに最盛期に達している)第一図の右端のものは漢の出納文書であるが、そこに書かれている天漢三年の年号はB・C・九八年に当たる。これは発掘された有紀年木簡中最も古いものである。同図の左方二つめのものには始建国四年(A・D・十二年)の年号が見られる。前者は筆をとんと落して、引き、軽く抜くという筆法で頗る強い骨格を示す。古い隷書のリズムの名残が見られ、細かい字でありながら、どの字も仲々にはげしい気迫が横溢している。、、、という 木村重信氏 (1955 BOKUBI)、つづく

......1955年現在、書の造形的な必然性をいう木村氏、またBC98年のこの木簡の隷書のリズムをいう、、、この木簡を拡大するには、それぞれに筆をはげしく叩き、弾力という毛筆の開と閉のリズムが必要なのだ......

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