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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、という程度の芸術観しかもっていないのが多くの日本人の場合であります。

昨夜、
はりまや橋のたもとににある得月楼にて、曾ての書道部の皆さんに小生の退職祝を設けていただきました、宴の庭には夜桜もみごろ、、、書の美に繫がっていることへの有難い席に、一夜に、心くばりに、感謝です!!!
 
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代書教育論― (全日本書道教育研究会全国大会における講演)
p.296、昨日のつづき
、、、と申しますのは、リンゴを描く、正確にはリンゴの絵を描くということは、あたかもリンゴの、リンゴが本来的にもっているその固有の色と形というものを、これを画面に写すことがこれがリンゴを描くことだ、という程度の芸術観しかもっていないのが多くの日本人の場合であります。一般の美術の愛好者たちが写真のできぞこないのような絵を見たり、あるいはまた鳥の羽を一本一本描きならべた絵を見ますと、密画だなあといって喜ぶことに、われわれはなれてきました。そういう考え方の根底には、絵を描くということはその対象の色と形をそのまま画面の上に宿替えさすことである、写すことである、この程度の考えしか持っていないことを物語っています。・・・日本人の、考え方の根底、・・・という (1956年・井島勉氏)、つづく

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