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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、みほとけたちが自己をつつむ静かな美に道人は圧倒され、陶酔した、、、

― 魚 ―
‐ 野柳、ホテル近くの鮮魚店 ‐
・・・p.580‐菜根譚‐中国古典名言事典 諸橋轍次 ‐ 魚(うお)は水(みず)を得(え)て逝(ゆ)けども、水と相忘(あいわす)る。鳥(とり)は風(かぜ)に乗(じょう)じて飛ぶも、風あるをしらず。、、、魚は水を得てはじめて生きて泳いでいけるが、そのくせ水というものを意識しない。鳥は風に乗って飛んでいながら、風のあることを自覚しない。同じように、道徳によって生きる人間も、その道徳を忘れるまでにならなければ真の人間にはなりえない。・・・とある、

p.43、Ⅱ 短歌作品とその変遷 鹿鳴集の世界 南京新唱
、、、  やはり古仏の心がなければならなかったのである。道人の傲慢を屈服させたものには、恩師逍遥があり、さらに、奈良の「古仏」がある。みほとけたちが自己をつつむ静かな美に道人は圧倒され、陶酔した。まだ美が何であるかを語ることができなくとも、その美にもとづいて自己の感情を純粋ならしめようとする想いにみたされていた。
、、、
 ‐ 「會津八一とその芸術」‐ 昭和52年6月 30日 3版発行・著者 植田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 早稲田大学出版部 

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