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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、ものの本質が語りかける、、、その中から濃厚で純粋な感情性が生まれる、、、

下図、-東京国立博物館-東洋館-
‐ 青花魚藻文大皿(せいかぎょそうもんおおざら)‐
 ベトナム 陶製 15~16世紀 「重要美術品」

p、35、Ⅰ芸術に対する態度と短歌の特質 ‐ 美の感受性と純粋感情 ‐
 、、、 ......まるで細つこい百済の金具の毛彫の中から、一匹の野牛を追い出ひ出したほどの因縁であつた」。 これは棟方志功の推薦文であるが、「金具の毛彫の中から一匹の野牛を追い出す」力量は、むしろ道人自身のものである。道人は極度の近視で、眼は獅子のように爛々とかがやいていた。古鏡や瓦を近づけて睨みすえるように見る。仏像の中からその本体を刳り出さずば止まないほど、感受性ははげしく、強烈であり、さまざまの角度から凝視し、ものの本質が語りかけるまで忍耐づよく待っていた。その中から濃厚で純粋な感情性が生まれるのを期したのである
、、、
 ‐ 「會津八一とその芸術」‐ 昭和52年6月 30日 3版発行・著者 植田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 早稲田大学出版部 


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