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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、一歩先立つて居る者が殊更に後へ引回す必要もあるまいではないか、、、

―「魚」字― ~甲骨文字~
・新編甲骨文字典増訂版・胡厚宣 李學勤序 劉興隆著 
 國際文化出版公司 版次 2005年11月第1版
 p.5、作者簡言、、、北京師範大學教授、中國書法家協會主席啓功先生爲本書題了書名、 劉興 隆於北京 一九九一年十月二十三日 二〇〇〇年十二月二十三日晨 最後定稿)、
・p.765.766‐魚(魯)‐

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 ‐人物本位の賞觀的揮毫物が藝術的書道に及ぼせる影響(上)‐
.304、
、、、然るに西洋文字がまだ藝術的價値を生ずるまで進化して居らぬといふのは、字數の少い點と硬筆を用ひて居る點に因る爲だといへば其れまでだが、字數の少い假名では早くから立派な藝術になつて居り假令硬筆であつても、藝術的意匠の出て來ない筈はないのである。藝術味の範圍が多少狹いといふ憾は多少あるかも知れぬが。西洋文明は早く物質的方面に展開した爲に、當然藝術化しなければならぬ筈の文字のみが獨り取り殘されて居るのである。西洋文字が藝術的に見られて居ないからといふて、一歩先立つて居る者が殊更に後へ引回す必要もあるまいではないか。今日の人には書を藝術的に見て居ない者も多少あるやうだが、それは一面から見て無理の無い理由もあるのである。、、、(大正十二年) 藝術・書を語る天来先生。

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