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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、上邊ばかり綺麗でも筆勢のない書は、藝術的に見て善くないばかりでなく、實用的にも善くないからである。故に書に一番大切のものは筆勢と筆意とである、、、

第3回立体象書研究会展、つづき
 、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、、、と天来は云ふ、」
・奥行のある立体象書展、筆勢と筆意の
見える方々が面白く鑑賞されたようです、
下図、井出幸男さん・作品「光の如く」・「遍
」字・空海より、

、、、昭和十三年發行 天來翁書話、、、.343
實用書及び藝術書の學習法漫談
(二)筆勢と筆意

 、、、實用書は讀み易く書き易く書くことが主眼である。けれども必ずしも綺麗のものとは限つてゐない。上邊ばかり綺麗でも筆勢のない書は、藝術的に見て善くないばかりでなく、實用的にも善くないからである。故に書に一番大切のものは筆勢と筆意とである筆勢の中には自然に筆意が含まれてゐるから、中年の人に學ばせる實用書としては、先づ勢のある書を奬勵すれば、實用を辨じつゝ自然に書道とも、一致するやうになるから、筆勢から先に唱道することも考へて置く必要がある、、、
(昭和七年)とある、つづく
、、
、人の書を見て、善いとか惡いとか、、、藝術としてどの位の品等に屬するかと いふやうな品位、、、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるものが書と云ふものだからである、数多くの藝術という「書」を残し た天来の強い確信、、、
2014年、一般の書風は平板の嫌いはないのか、書を見て善いとか惡いとか平気で審査と云 ふ事をする者がゐる、
品位の缺落なのか、、、

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