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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、仏像と相向かってほぼ十七年の間の精進と味到の中に、じょじょに生まれていったのである、、、

下図、2015年12月31日の室戸・・・紀貫之朝臣泊舟之處・・・
大正十四年十一月三日發行 高知高等學校開校記念翻刻‐ 
頁十七、十八 ‐土佐日記 土佐日記地理辨‐ 、、、室津 奈良志津ヨリ二里‐同十二日ノ條 
ならしつよりむろにつきぬ、、、室津ハ和名抄ニ、土佐ノ國安藝郡室津.牟呂津.トアリ、延喜式神名帳ニ、土佐國ノ安藝ノ郡室津ノ神社ト見ユ、コノ室津ト云ヘルハ、今ノ室津浦ヨリ、津呂浦カケテノ間ニ、港タツ處アリテ、船ノ出入セシナルベシ、當昔紀氏ノ船泊メラレシト云舊跡ノ處、サダカニシラレジトイヘドモ、蓋シ今ノ津呂浦ノアタリナランカ、今ノ津呂浦ノ港ハ、寬文元年辛丑、國君ノ命ヲ應テ、當國執政野中氏、大クイタヅキ、湊口トスベキ處ニアリシ、、、とある

p.42、Ⅱ 短歌作品とその変遷 鹿鳴集の世界 南京新唱
、、、 そこに劇しい力をもって自己に迫る美の確かさを感じた。おそ らく、この時点では、ただ恍惚と陶酔ばかりであったにちがいない。この時代から「みほとけ」の歌が生まれたかのように想う人がいるがそうではない。仏像と相向かってほぼ十七年の間の精進と味到の中に、じょじょに生まれていったのである。この長い忍耐と沈黙は、道人が感じた美の深さにもよるが、それ以上に普通考える美とちがっていたからであろう
、、、
 ‐ 「會津八一とその芸術」‐ 昭和52年6月 30日 3版発行・著者 植田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 早稲田大学出版部 

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