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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、先生の書の善い所は此の平凡の處にある。普通の人の鑑識眼といふものは時代に因つてそれほど違ふものである、、、

―魚― 
・青銅器銘文檢索p.1563 6044  魚從觚 [魚從]

下図拓図版
・金文總集p.3352 6044 
魚從觚
・殷周金文集成釋文・第四巻ーp.433 7057 魚從
   魚從
 字數:二 
 時代:西周早期
 出土:「洛陽」≪頌續≫

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、と天来は云ふ、、、」
昭和十三年發行 天來翁書話

實用書及び藝術書の奬勵法を異にすべきを論ず
.367、
、、又鳴鶴先生がお若い頃、初めて六朝派の文字を學ばれた時に、其の當時の書家で先生と懇意な方々が『日下部は近來魔道に堕ちて困つたものだ。』と心配され、態々忠告に來て呉れた人もあり一時は隨分誹られたものだと先生が話された事もある。今日から見ると日下部流が餘り擴がり過ぎた爲に、又一方には却つて反對氣分を挑發して居るから、人によつてはそれはその筈だと相槌を打つ者もあるかも知れぬが、それは少々お門違ひであつて、平凡過ぎるとは言ふことが出來ても魔道に堕ちた書といふことは出來まい。先生の書の善い所は此の平凡の處にある。普通の人の鑑識眼といふものは時代に因つてそれほど違ふものである 、、、(昭和六年か、) 藝術書を語る天来先生、つづく

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