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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、先生は鄭道昭及び孫過庭に於ける千歳の知己と謂はねばならぬ、、、

―「魚」字― 
11/28.29(金文大字典)~甲骨~に、
・甲骨文編・中國社會科學院考古研究所編輯・中華書局出版
・巻一一・四 ‐魚1374‐

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」
昭和十三年發行 天來翁書話

 ‐ 鳴鶴先生追相談 ‐ 
.292
、、、近代の隷書で尤も好まれたのは、清の楊見山と何紹基であつた。先生の楷書は、初め褚遂良等を好まれ後に鄭道昭及び張猛龍等を重に學ばれ晩年は鄭碑を主とされた樣に思はれる。行書は褚摹蘭亭等を尤も好まれた、草書は孫過庭の書譜を終始一貫して學ばれたのである。書譜を學んだ者で支那日本を通じて先生程精習せられた人は古來一人もあるまい。孫過庭の書譜と鄭道昭の諸摩崖碑は、著名の碑帖には相違ないが、今日程書道界に重ぜられるやうになつたのは、全く先生のお蔭である、先生は鄭道昭及び孫過庭に於ける千歳の知己と謂はねばならぬ
、、、(大正十一年) 藝術・書を語る天来先生。

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