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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、、又方面の異つた者に移つて其の習氣を去る、更に又外の者に移ると云ふ樣に始終硏究的態度を棄てないのである、、、

第3回立体象書研究会展(9/15~9/27)
香美市土佐山田町西本町2-2-20・コミュニティベーステラムラ2階
「こころの森」にて、

―「生む書」・「有無」― 開催中
下図、
梅原可春さんの作品「ひらひらと大空に舞う」・
「披」・空海より、

、、、昭和十三年發行 天來翁書話、、、.286.287
中風症と藝術的書道
學者も讀め政法家も讀め愛國の士は必ず讀め

9/20のつづき、、、さて愈々注射の手段になる、少し痛いから我慢をしなければならぬ。痛いと云ふのは外ではない自分の好きな書風又は自分の書と全然反對の流儀を嫌いでも我慢して習ふのである。前の癖の拔けるまで辛抱するのである。一旦其の癖が拔けたら又方面の異つた者に移つて其の習氣を去る、更に又外の者に移ると云ふ樣に始終硏究的態度を棄てないのである。善い手本は數に限りもあるし、一囘や二囘では不十分でであるから、又初めから順に繰り返して愈々微に入るのである。眞に此の習氣が取れれば占めた者である、
是れからは極樂淨土苦しいことは薩張り無い、、、という(大正十年の比田井天來)、つづく

筆で字を書いて、「書」だと云ふのはチトおこがましい、淺薄なリズム・バランスを平気で良として居る、、、これを天來は習氣病の黴菌に感染されている保菌者(本人に自覚症状が無く伝染するおそれある人)と云ふ、可比丹はこの診斷に(習氣病患者特有の症状は、「正面」「側面」上面」と云ふ造形感覺の缺落から生ずる榮養不足)と付け足しを記して置く。

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