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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、、是は極素人で書の性情と云ふことを知らない連中だ、、、

―魚― 
p.107-圖版99-春秋晩期至戰國早期青銅器及其紋様-
(8)ー(10)、幡螭紋、魚紋、鳳鳥紋盤的各部圖案、(9)-魚紋。
  ‐中國圖案大系‐第三巻-春秋戦國-張道一 主編‐美工圖書社‐
 ‐圖版目録、圖版99 春秋晩期至戰國早期青銅器及其紋様(十種)・・・107-
 
、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 
 (四)書の形質及び性情 上 p.226、つづき
、、、書を好む人に歐虞の書を甚しく愛して、鄭道昭とか爨龍顔又は張猛龍其他六朝時代の著名の碑を蛇蝎の如く惡む者がある、是は極素人で書の性情と云ふことを知らない連中だ。此樣な境界にある人は歐虞のやうな書を幾等學んでも隱微の處に潜んで居る、性情を發見することは不可能である、寧ろ早く手本を改めて性情の能く分る鄭道昭の碑でも學んで、性情の滋養分に味を占めて濃厚なる味に飽きた頃歐虞の昔馴客に再會して見給へ、觀察點が全然變つて來る、、、つづく、 (己未年・1919年)
・・・藝術「書」を、性情を綴る天来先生・・・ ‐ことし2015年‐干支は(乙未)‐96年前の(未・ひつじ)年‐

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