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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、此等の書も一概に捨てることは出來ないのである。(昭和三年)、、、

―「魚」字― 
・左‐「古封泥集成」 孫慰祖 主編  
   上海書店出版社 1994年11月第一版 1994年11月第一次印刷
・右‐p.144‐封泥‐「魚復長印」、魚復‐(p.716‐大漢和辞典・諸橋轍次著・大修館書店・巻12‐  【魚 復】ギョフク‐縣名。秦、置く。山によつて城をなす。赤岬城。四川省奉節縣の東北。  〔漢書、地 理志上〕巴郡、縣十一、魚復。、、、)

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 ‐和漢朗詠抄‐
.561.562、
 、、、 漢字專門の書家の書にしても徒に書法に捕はれて居る書と、書法の何物たるかは知らないけれども鑑識を主として刻苦して學んだ書と、天才に任せて書いた書と三種類ある。けれども概して古法に捕はれた書は生氣に乏しい短處はあるが輕佻浮薄の嫌はない。又書法は知らなくても鑑賞眼があつて刻苦して上達した書には古名人の趣と其の味の幾分を有つて居る、併しながら其の根本に於て呉越風を異にすることは免れない。又天才に依り勞せずして輕妙に書いた文字は、猶根無草の花を愛づるが如く、見ること久しければ情趣索然たる缺點のあることは之を奈何ともすることは出來ないが、實用文字を學習される上に於て天分のない者を後天的に天才に導く所があるから、此等の書も一概に捨てることは出來ないのである。(昭和三年) ・・・藝術「書」を綴る天来先生が居る・・・

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