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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、百済観音の微笑はけっして、芸術の美に陶酔することだけではない。その境に立つ作者の喝仰、讃仰の声がきこえるのである、、、

―魚― 
(1)魚
p.255、・圖版247‐四川漢代畫像石 
‐中國圖案大系‐第四巻-秦漢時代-張道一主編‐美工圖書社‐

p.296、 ‐宗教心‐
、、、道人は信仰や宗教問題を嫌い、ただひたむきに仏像と向かい合い、そこから語りかけるものを全存在で受けとめていた。それゆえ、長い年月を必要としたし、宗教と美が対立したままでいるのでもなく、宗教と美を区別する境界線をひかずに、両者は微妙に融合していた。むろん、同じ作者がきわめて唯美的耽美的傾向にかたむいてゆくこともあるし、きわめて崇高な境地にたたずむこともある。ただここではっきりいえることは、道人にとって、仏像に向かうときは、かぎりない寂しさと心の慰めを得たのである。百済観音の微笑はけっして、芸術の美に陶酔することだけではない。その境に立つ作者の喝仰、讃仰の声がきこえるのである、、、 ‐「會津八一とその 芸 術」‐ 昭和52年6月 30日 3版発行・著者 植 田重雄・早稲田大学出版部

・墨線を-できないことではあるけれどもその断面は丸い、という道人-

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