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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、、考えられやすいのでありますが、この考えが根本的にまちがっている。

―魚―
下図、p.411 「硯背」
「蘭千山館名硯目録」中華民國七十六年初版 出版者 國立故宮博物院
-p.408 九五、輪川銘春水魚硯
縦一四・八公分 横一〇公分 高一・七公分 重四三二公克
端石・色靑紫・具靑花・黃龍・翡翠斑。
形如抄手式、下端無堵。硯背雕魚躍圖。
 背銘・・「靜極而動、如春水魚。」「端渓峽内十里産嘉魚、味豐而美、出峽即不可得、豈亦端峽餘靈所鍾耶?偶于研背寫兩尾游泳其上、並録朱子調息箴二語、春波無際、正如三十六鱗變化時也。甲午三月既望、輪川」。 輪川、小傳不詳。-
 
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代書教育論― (全日本書道教育研究会全国大会における講演)
p.293、昨日のつづき
、、、なるほどリンゴが美しいのでありまして、私の心が美しいのではありません。ところがこのリンゴは美しいというようないいかたをしますと、何だかリンゴはいつでも美しいものとして存在しておる。たまたまそれが私の目に触れてそしてその結果このリンゴは美しいなあというような美的判断が成り立つんだというふうに考えられやすいのでありますが、この考えが根本的にまちがっている。これは人間の言葉というものがはなはだ不完全なものでありますからして、そういうように真相をゆがめたいい方でしかものがいえなかったということです。そういうことのひとつの場合と考えていいのであります。・・・という (1956年・井島勉氏)、つづく

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