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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、舞踏という・作曲という・そして書と称する芸術の成立の場所においても、、、

・・・「好人好日」-謝謝可比丹-とある記念品を手に感慨を・・・
はりまや橋のたもとににある得月楼にて、曾ての書道部の皆さんに小生の退職祝を設けていただきました、宴の庭には夜桜もみごろ、、、書の美に繫がっていることへの有難い席に、一夜に、心くばりに、感謝です!!!
・・・たぶん花も充分にその真の意味を知るであろう。彼らは人間のような卑怯者(ひきょうもの)ではない。花によっては死を誇りとするものもある。たしかに日本の桜花は、風に身を任せて片々と落ちる時これを誇るものであろう。吉野(よしの)や嵐山(あらしやま)のかおる雪崩(なだれ)の前に立ったことのある人は、だれでもきっとそう感じたであろう。宝石をちりばめた雲のごとく飛ぶことしばし、また水晶の流れの上に舞い、落ちては笑う波の上に身を浮かべて流れながら「いざさらば春よ、われらは永遠の旅に行く。」というようである。p.83‐第六章 花・「茶の本」・岡倉天心著村岡博訳-岩波文庫-1987年第69刷発行・・・
 
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代書教育論― (全日本書道教育研究会全国大会における講演)
p.297、昨日のつづき
、、、むしろそのちがいの中にこそ一人一人の画家のオリジナリティを媒介にして一人一人の画家のいのちのあり方というようなものをわれわれは感じとることができる。そうであるからして、実物のリンゴの鑑賞にもまして、すぐれた画家の描いたリンゴの絵には、より広いより深い美しさというものをたたえている。ここらあたりに芸術のだいご味というものがあるわけであります。舞踏という芸術の成立についてみてもまったく同様であります。作曲という芸術の成立についてもまったく同様であります。そして書と称する芸術の成立の場所においても、これとまったく同様のことを感じとらねばなりません。・・・という (1956年・井島勉氏)、つづく

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