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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、落葉かきてらくやきかまに芋やかむ、、、

―魚― 
p.14、下図‐
魚形的各種造型
‐中国図案作法初探‐雷圭元著一上海人民美術出版社‐1979年6月第1版‐
・・・
もっとも喜ばしい気分・・・

p.302、 ‐山荘風流と逍遥のヒューマニズム‐
、、
、「落葉かきてらくやきかまに芋やかむ」‐この最後の句には、興湧いて扇面色紙に逍遥が画を、道人が句を書いた師弟合璧が別に残っている。逍遥のそばで肘(ひじ)枕したり、ごろ寝をする道人の態度が傲慢不礼であるという声が内外にあったが、道人は平然と「僕はこれでも坪内先生の歌や書の先生なんだよ」と笑っていた。「わたしの書の傑作を見たければ熱海にゆきなさい。雙柹舎では、揮毫したければ何日でも書いている。あと片付けもせず、帰京しても、先生の夫人がちゃんと片付けて下さる。そうして書いたものが山ほどある」と語っている。どのような傑作があるのか、その詮索は別として、雙柹舎において道人はもっとも喜ばしい気分で書が書けたことは間違いない。逍遥と道人の文人的な交わりは、師弟まれにみる特徴となっていった。
、、 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社
「墨線」、できないことではあるけれども切ればその断面は丸い、という道人。

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