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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、行者は「不滅不増、絶待常往」の大我実現を誓い、、、

―魚― 
中国図案構成中、用動物形連続排列応用的一例
下図‐p.21‐連続的魚形排列
‐中国図案作法初探‐雷圭元著一上海人民美術出版社‐1979年6月第1版‐
・・・精神の啓発
・・・

p.303、 ‐山荘風流と逍遥のヒューマニズム‐
、、
、行者は「不滅不増、絶待常往」の大我実現を誓い、念持していた柔和な彌勒菩薩を投げ棄てて、孔雀明王(くじゃくみょうおう)経を読誦する。やがて山は鳴動して岩が砕け、忿怒(ふんぬ)の金剛蔵王権現が現出する。この劇しさは、時代の開拓にたずさわった逍遥自身の苦闘の姿でもある。明治期の芸術の世界において小説演劇のパイオニアが逍遥であり、短歌俳句では子規が出、美術において岡倉天心がいた。天心とは直接関係はないが、奈良美術発見の先達である。明治の時代精神の中枢にあった逍遥、子規の導師にふれて精神の啓発を得たことは、道人にとって幸いであり重要であったといわねばなるまい。
、、 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社
できないことではあるけれども切ればその断面は丸い、と「書」をみる道人。

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