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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、、鍛え上げ、練り上げて、醗酵させて短歌や書の濃厚な純粋性を持ったのである、、、

―魚―  
下図、p.96 ‐ 魚(メキシコ)
 p.24  「魚類」 魚類の文様は各国を通じて非常に少ない。アラスカのものに魚獲図や、単独に魚を取り扱ったものがあるが、その魚は何であるか明らかではない、 ギリシャでは章魚の文様が描かれ、ペルーの中部海岸のチ ムーには魚形ものが少なくない。ことに魚形の土器が多く、世界の原始工芸として珍とされている。‐動物文様‐「原始文様図鑑」‐昭和46年初版‐ 編者  岡登貞治‐東京堂出版‐

p、36、Ⅰ芸術に対する態度と短歌の特質 ‐ 美の感受性と純粋感情 ‐
 、、、 道人の抑制力、自省力は、強烈な感受性の中から、長い年月をかけて鍛え上げ、練り上げて、醗酵させて短歌や書の濃厚な純粋性を持ったのである。日本によくある生まれながらの野性味を自己の個性でもあるかのように誇示したり、これが自己のありのままの赤裸々な人間味であるかのように、じつは捨て鉢なのだが厚かましくふるまう芸術がある。
、、、
 ‐ 「會津八一とその芸術」‐ 昭和52年6月 30日 3版発行・著者 植田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 早稲田大学出版部 

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