忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

かくして成立する風景画の制作ということは、実はその風景の鑑賞の徹底にほかならない

第二回立体象書研究会展 ―書の心、心の中のこころ― (9/16~9/28)作品より、
山本哲也作、萌黄色、「挑戦」・「兼」・空海、風信帖

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社 昨日のつづき、
―鑑賞と制作との関係について― p.220
、、、いいかえると、山の鑑賞を遂げるためには、じっくりと、自分の目を輝かせて見入らせるようにしむけねばならぬ。けれども、うつろなるまなざしを山に向けながら、その山に関する「知識」を追うこともあり得るし、山と無縁の「妄想」につかれることもないわけではない。クレヨンをもつ手を運ばせながら、山を見つめさせることは、いわばその山の鑑賞に没頭させる一つの有効な手段でもある。その時その場所で見いだした山の美しさを、いつまでも見続けることができ、しかも、現にその山を見ていない人びとにもみせることができるためには、その山を描くほかはないが、かくして成立する風景画の制作ということは、実はその風景の鑑賞の徹底にほかならないともいえるのである。、、、との(1956年・井島勉)氏、

2013年の現在の書道展、、、50年前の (井島勉)氏ならこういうだろう、、、自己の生命的自覚を賭ける作品に対して、審査がおこなわれる「書道展」、、、はたして、独創的であり創造的であるこ とを、 我 を忘 れて見入るということを、君はできているのだろうか、、、対象の美が作品であることを、、、「ほんとうに書がわかる」ということ を、、、 もう、組織の拡大を一緒にして考えるという書の次元は、過ぎてしまった過去だということを、、、

Copyright (C) 2009-2013 立体象書研究会 All Rights Reserved. 無断での盗用,転載など類似の行為を禁じます。使用等に関しては,必ず連絡ください

拍手[7回]

PR