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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

とけあえば、それでその対象の美しさというものが見られているのであります。

―魚―
青銅器銘文檢索p.1562、・魚・
2198 白魚乍寶簋四  白魚乍寶尊彝

 下図
金文總集(三)p.1148、
銘文拓図版、2198-白魚乍寶簋四(蓋) 6字
この拓の左側上に「心源所収金文」の印、その下に「簠齋藏三代器」の印が押されている。
・・・-心源-りゅうしんげん「劉・心源」(清)嘉魚の人、字は幼丹、その居を奇觚室といった。光緒二年(1876)の進士、翰林院編修に官し、湖南巡按使にいたった。六書の学を精研し、甚だ金石を嗜み、考証に長じ、収蔵に富んだ。その京師に官たるや、俸を割き衣服を典して金石の打本を購求したことがその著の叙にも見え、古文研究に貢献した功は大きい、、、とある-p.993-中国書道辞典 中西慶爾 木耳社・・・
 
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代書教育論― (全日本書道教育研究会全国大会における講演)
p.292、昨日のつづき
、、、更にまた自分の食欲と称する、自分の肉体が自分を拘束するそういう食欲と称する拘束にしばられる必要もない。いわんやこれを食べたら誰かに叱られはしないか、いやこれは自分のものだから食ってもよかろうというようなわけで、常識や良心の分別を働かしてあれこれと心をわずらわす必要もないのであります。そしてただ直接的に自分の目を見開いて、その円い赤い物体の色と形にかかわりあえば、とけあえば、それでその対象の美しさというものが見られているのであります。ところがはじめにも申しましたように、人間が何かの対象とかかわるということは、人間が生きるということであると申しましたね。そうしてその次に、その生きるという状態は、日常生活の場合においては、常に何らかの一定の基準とか一定の約束とか一定の拘束とかいうふうなものに縛られながらかかわらなければならない、・・・という (1956年・井島勉氏)、つづく

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