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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

内に立体的な奥行と時間的なリズムを蔵した面ということになる。

今日の可比丹、―授業にて「裏打ち」―、乾くのを待って印袴の内側と外側に使用、

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社、昨日からのつづき、
―書を書くことと絵を描くこと― p.238に、
、、、仮に幾本かの線が凝集して、一つの面を作るような場合にも、この面は、一定の輪郭を充たして成立する(絵画的)面とはちがって、内に立体的な奥行と時間的なリズムを蔵した面ということになる。そこらあたりに、書を書くことと絵を描くことの原本的な差異が見いだされるのではなかろうか。果たしてその通りであるとすれば、書の授業というものには、独自の意味と方法が保証されることとなり、独特の道を通って、芸術教育一般の究極目標につながってゆくこととなるのである、、、とある(1956年の井島勉)氏。

1956年の井島氏、「書の線」を、内に立体的な奥行・・・リズムを蔵した面ということになる。・・・という考え、、、この「書の線」の考えを、、、内にではなく、外に表現すると考えれば、より書の独自の意味と方法が保証されたのだが、、、―書制作の主体を確認せよ―に、つづく

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