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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

書の美学と書教育

作品制作その一歩、原形到着!これからが磨き、研き、瑳きに入らなければ、、、52.JPG
4月30日のつづき
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社、
-教育における書教育の意義-p.164.165
 新しい時代の念願は、人間が自由を獲得しながら平和で幸福な社会をつくることである。人間の科学、人間の道徳、再び人間を裏切ることのない科学や道徳を築くことである。科学も道徳も、学校において教育されねばならない。しかしそれと同時に、むしろそれよりも先きに、すべての人間が自分の生命を生きることにおいては本来自由であることを教えねばならぬ。科学や道徳の奴隷にすぎぬ人間ではなく、みずから科学し道徳する人間をつくることが、人間教育ともいわれる現代教育の理想であるとすれば、当然、人間を本来の彼ら自身に帰す教育、換言すれば芸能科教育の重大性が省みられてもよかろう。しかも書教育は、文化の血管ともいうべき文字につながる独特の教科なのである。
 かくして、われわれは、教育全般の理念を借りて歪曲しながらでなく、正しい書の教育の本来あるべき姿を探ることによって、書教育というものがそのまま教育全般の大目的に参画することを知るのである。、、、という

新しい時代の諸教育のなかに書教育の意義を、、、という昭和三十一年の井島氏がいた、
そして-書に含まれるもの-は、、、とつづく

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