今日は雨、一日中降り続いている雨、、、
下図、工具書、右‐古文字類編、左‐續甲骨文編の「雨」の頁、
「雨」は、(字形)‐空から雨の降る象形の字である。契文には水滴の形のみのものもあるが、多くは、、、「ー」のごときは天に象るといわれている。
(字音)‐「王矩切」(ウ)である。この音を考えるには、説文に「水の雲より下るなり」という、「下」の字を見逃してはならぬ「ウ」の音は「下る」意であることは、「汗」字が示している。
(字義)‐であるから雨とは雲から降下する水滴の意である。、、、「漢字の起源」より、
「雨」!!!雨の存在を最小限の象(かたち)でデザイン!
その存在を線として刻した甲骨文の「雨」!
平面ではない凹凸の世界の「雨」字が始まっている!!!
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社のつづき、
―書教育の周辺にあるもの― p.173、174(実用的もしくは知識的教育の一面)、
書が文字を書くものであるかぎり、実用的教育としての一面も見のがすことはできない。履歴書や請求書を書くにしても、できるならば能筆なほど便利である。また書の練習は、文字を覚えることにもいくらかは役立つ。けれども、今後の日本人の生活に、毛筆をもって文字を書く機会がさほどにあるとは思われないし、文字を覚えることは国語教育で十分であろう。書に用が伴うことは否定できぬが、書は必ずしも用を果たすためのものではなく、いわんやはなはだ限られた実用性にこたえるために、普通学校にわざわざ書教科を設けることは意味をなさない。かえって、国語科の一隅に押しこまれている現状の方が筋が通っているということにならぬでもない。
ところが、、、とつづける(1956年)
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