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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、その芸術作品の美しさというものに共鳴を感じることができる、、、

下図、(拓図版)
・殷周金文集成釋文 第五巻 p.179、8403 魚父乙爵 
  魚父乙 
 字數・・三
 時代・・西周早期
 
 出土・・一九七五年湖北随縣羊子山
 現藏・・随州市博物館
 
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代書教育論― (全日本書道教育研究会全国大会における講演)
p.304、昨日のつづき
、、、なるほど、人間は一面においてはまったく一人ひとりが自分のいのちを生きる、個人として生きるほかはないが、しかし他面から考えれば、人間は人類だとかあるいは人間だとかという名において同じものであるということも信じておる。だから話せばわかるというようなふうにも信じているし、二人の別のアカの他人が一つのいのちを生きあおうとする、愛というようなことだってわれわれは営みますね。だから人間というものは一面からみれば非常に個人的であると同時に、他面からみれば普遍的である。ソクラテスだって人間だった。おれだって人間だというふうなことを考えたがる。それはそれでいいんであります。美というものや芸術というものにもまったく同じ性格がありまして、一面からみますとまるでその社会、その時代、その流派、その個人によって違った芸術作品ではあるんだけれども、他面からみますとその時代を超え、その社会を超え、別の他人でさえもその芸術作品の美しさというものに共鳴を感じることができる、というような性質がある。・・・という (1956年・井島勉氏)、つづく

第6回立体象書研究会講習会・今日から「書の造形」!!!

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