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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

三多「看多、倣多、商量多」、、、!

木簡が書かれた時代を考え、
王羲之の筆意、奥行き、、、3次元を考えてみよう!

「木簡」
、、、天漢三年は紀元前九十八年です。現在の生活とちがって、室内には机と椅子の生活ではない時代です。右手で筆は持ったと思いますが、筆も現在の筆とは異なり、いまの小筆よりさらに細い筆管でしょう。木簡と総称されますが、この場合には幅の広い(牘トク)としたほうがいいでしょう。筆を持つ姿ですが、机上(平面)ではない姿勢と執筆で、どのように安定させる書き方をしていたのでしょうか、、、(立体象書研究会会報第1報 可比丹)


    
書道全集より                    長沙出土筆


、、、執筆・速度・筆や手首や肘の角度・右手左手の位置や書く姿勢を、いろいろな方法で安定する書き方を試みてください。半紙に表現されたあなたの臨書が力強く大らかな書であれば、時空をこえることのできた臨書「四次元」の世界です。臨書にあたって必要なことは、まず時空をこえることなのです、、、(立体象書研究会会報第1報 可比丹)

、、、自己の表現でもある「臨書」をこう考えてください。 「四次元である古典から、三次元の表現を考え、自分の手で筆意を空間に古典から摑みだし、そして摑みだした書を、二次元の平面である紙面に、時間と空間を移動させる」 そして、この行為が臨書の「書」ということです。 臨書とは書の筆意―書が三次元で自立!まさに書くことのリズムとバランスです―を考えることです、、、(立体象書研究会会報第3報 可比丹)




可比丹臨書

筆意は、大きな球体の中で筆順通りに連続する円柱の線、、、???

可比丹(カピタン) ポルトガル語capitanoの音訳「甲比丹(カピタン)」。
「甲」は音が同じの「可」にしたとのこと、意味するところは「船長、キャンプテン」。
北川先生、「可比丹カピタン」の雅号で立体象書研究会のキャプテンです。
ブログにも登場します!

※ 弱輩のためこの日記の誤字脱字等々コメントにて訂正いただけますよう
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