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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

制作過程そのものが実は美意識の形成過程

下図、書道全集 別巻Ⅰ 印譜 中国 p.16.17頁、右下「日庚都萃車馬」印、
可比丹の「(モ)刻・モは、莫に手を、摸字の手偏の手を下にかく字、」を中央に置く、
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―制作指導の目標― p.198、昨日のつづき、
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社より、
、、、要するに、制作指導においては、いかに作品が重大な意味を帯びるとはいえ、これをたんに形成せられたものとしてではなく、むしろかく形成されることによって、美意識そのものの形成が意味される表現作用として取扱うことが肝要である。というのは、真の芸術的活動において、作品が美意識の表現であるといはれるのは、美意識がまずあって、それが作品となって現われるというのではなく、制作過程そのものが実は美意識の形成過程であって、制作の完了が始めて美意識の成立を意味するものだからである。かかる構造を忘れて、表面的な作品主義に陥いることは、きびしく慎しまなければならぬ。、、、という(1956年の井島勉)氏がいた、、、つづく、

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