忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

空海 風信帖の筆意

空海が最澄に贈った尺牘三通をあつめて一巻としたもので、その最初の尺牘の冒頭に「風信雲書」とあるところから、古來これを風信帖と稱んでいるのである。空海の著名な眞蹟で、おそらく最高級に屬すものであろう(書道全集より)


空海 風信帖 京都 敎王護國寺

「望」字を手で掴み出すと、、、

可比丹作
「望」字は、その字の意味のごとく大らか、、、? 始筆の流れから縦画へ、しっかりと奥に突き込み、その力を逃すことなく、大きく回転しながら終筆に向かう、、、? ところどころで、捩じりを加えて、緊張感のある強さ見せる、、、?

「風」字の始筆はどのような筆意?

大きな回転を意識して、入筆の角度は45度より倒して、、、? 深く突き込み、捩じりその弾力と力を逃さないようにしっかりと形作る、、、?

弘法大師は、書道を論じて「書は散なり」と説いている(性靈集)。書道全集より

線に思考を集中し、散する喜びを味わう、、、変化と奥行きのある書を造形できる喜びを感じる、、、?

書を究めるといふ事は造形意識を養ふことであり、この世の造形美に眼を開くことである。(高村光太郎)

白と黒に見える繊細な造形美を、想像力豊かに鑑賞できる心眼、、、それを表現できる喜び、、、? そんな発見が、「立体象書」にあります。

※ 可比丹(カピタン) ポルトガル語capitanoの音訳「甲比丹(カピタン)」。
「甲」は音が同じの「可」にしたとのこと、意味するところは「船長、キャンプテン」。
北川先生、「可比丹カピタン」の雅号で立体象書研究会のキャプテンです。
ブログにも登場します!

※ 弱輩のためこの日記の誤字脱字等々コメントにて訂正いただけますよう
Copyright (C) 2009-2012 立体象書研究会 All Rights Reserved.
無断での盗用,転載など類似の行為を禁じます。使用等に関しては,必ず連絡ください。

拍手[5回]

PR