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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、、それはたんに文字を書いたことにはならない、書を書いたことになる、、、

書法研究、充実の三日間でした。香美市土佐山田町平山にある静かな森に囲まれた「地域交流施設・ほっと平山」、周りには桜、桜、花のさくなかでの作品制作研究会でした。
 再び「ほっと平山」にて、今月4/12-13日の両日、立体象書研究会講習会開催!
―写真中央、桜に囲まれて見えている体育館が会場になります―
この桜の花びら、、、3/25の日記に、
「茶の本」・p.83-第六章 花・岡倉天心著村岡博訳・岩波文庫、
、、、彼らは人間のような卑怯者ではない、、、落ちては笑う波の上に身を浮かべて流れながら「いざさらば春よ、われらは永遠の旅に行く」というようである。
 
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代書教育論― (全日本書道教育研究会全国大会における講演)
p.299、昨日のつづき
、、、ですから文字は書かねばならんといういい方も意味があるだろうと思うんです。ところでその書く場所においてわれわれは実に無限に多様な可能性を持っているんです。早く線を引いてもよろしい、ゆっくり引いてもよろしい。筆に圧力を加えるのもよろしく、その圧力をぬくのもよろしかろう。あるいはまたその長さにしましても巾にしましても、どのようにその約束を一つの視覚的な形態にするかということは、すべて人間の自由に委されているのであります。そこで人間はそういう自由を行使しながら、このような圧力とこのような速さとこのような形をもって文字を書くときに自分は自分の本来的ないのちを自覚することができるのである、というような確信がもてるように三という文字を書けば、それはたんに文字を書いたことにはならない。書を書いたことになるのであります。・・・いのちを自覚・・・という (1956年・井島勉氏)、つづく

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