忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


いいかえると、何が書をつくるものであるか、ということについて、

下図、「毛筆と墨」、半紙による三本の線―中央に細めに表現した毛筆によるこの線は、、、左右のラインが変化しないようにと考えて表現したもので、毛筆表現の「引く」という動きによって表現できるものなのです。しかし、この線(変化しない左右のライン表現)に、速度と角度の変化を考えて表現してみれば―、、、という「三本の線」です。

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社、
―書制作の主体を確認せよ― p.239に、
 原理的な理論としてはすでに述べたし、注意深い読者ならば、そこに触れられた事柄から、おのずから展開さるべき事実として理解されているはずであるが、最近、ある県における美術教育の現場を見学して得た感想にかんがみて、改めて一つの題目として採り上げておきたいことがある。
 その一つは、芸術や書の本質もしくは原理について、いいかえると、何が書をつくるものであるか、ということについて、理論的には、すでに十分熟知されているはずであるにもかかわらず、この知識が、教育の現場にあまり生かされていないということである。、、、とある(1956年の井島勉)氏。
つづく、、、

Copyright (C) 2009-2013 立体象書研究会 All Rights Reserved. 無断での盗用,転載など類似の行為を禁じます。使用等に関しては,必ず連絡ください。

拍手[8回]

PR