忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

―書といふものは面白いのであります―

中国=文化と思想 林語堂(りん・ごどう)/鋤柄治郎(すきがらじろう)訳
  講談社学術文庫・1999年7月10日 第1刷発行
f345be8f.jpeg
上図、第八章 芸術生活  ・二 書道、
運動の動態の美は結構の原理を生じた。これは中国の書道を理解する重要なポイントである。単純なバランスの取れた美は美の最高形式とは見なされてこなかった。中国の書道の原則の一つは、四角い字を真四角に書いてはならず、必ず高低をつけ、対称する部位同士の位置や大きさをまったく同じに書いてはならないというものである。この原則は「勢」と呼ばれ、動きの美しさを代表している。このように書道の典型的な作品の中には、一見バランスが悪いように見えて、その実非常に巧妙にバランスを取っている作品を見ることができる。、、、
 (ニューヨークのジョン・ディ社から1935年に出版)


悪いように見えて、非常に巧妙なバランス!動態の美、、、

Copyright (C) 2009-2012 立体象書研究会 All Rights Reserved. 無断での盗用,転載など類似の行為を禁じます。使用等に関しては,必ず連絡ください
 

拍手[5回]

PR