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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、「書のことについて、わしは冗談は言わない。まったく立派な書である」、、、

下図、高知駅からごめんなはり線終着駅の夕暮れ、
・・・奈半利駅3階レストランから
・・・その③
‐p.72【雲】、、、‐字音「王分切」(ウン)である。この音の由来は、入道雲の形が回運の形をしているところから来ている。説文に、「云は回転の形に象る」と言うはそれである。‐字義 回運する「くも」の形である。‐漢字の起原・加藤常賢・角川書店より‐
、、、
唐九郎は、この言葉にあまり好感をもてなかった、、、

p.433、・ 十 南浜秋艸堂時代 ‐ 書話二則、會津記念室のこと ‐
、、、
それを切り抜けなければものにならん」と言った。その後もいく度か、ととやホテルで道人と泊り合わせた。このホテルの部屋には、鵜月左青という書家の軸が沢山かかっていた。道人は「おれの書いたものはホンモノではないが、鵜月先生のこの書はホンモノだ」と賞めていた。そのことを女中から聞いた唐九郎はからかっているのだと思って、道人に聴いてみると、「書のことについて、わしは冗談は言わない。まったく立派な書である」と言った。このことを左青に話すと「そうか、會津君がおれの書が判るまでになったか。會津君の書いたものは、展覧会でたびたび見ているが、感心しない。ただひとつ、壺中居の招牌、あれは彼一代の傑作である。唐九郎は、この言葉にあまり好感をもてなかった、、、
 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 

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