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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、、いかにして美を生み出し人間の生活感情をあらわしてゆくかに問題を反転集中する、、、

―「魄」たましひ― 、上面より
‐たましい‐金色に輝き‐自立する立体象書作品‐湯山春峰堂にて、
・・・独立させる、調和が感ぜられ、情感をあらわしてゆく・・・

p.324、 ‐ ひらがな書きの改革 ‐
、、、たとえ、かな文字であっても一字一字切り離し独立させる。不揃いであっても、全体として調和が感ぜられ、情感をあらわさなければならぬ。かなは連綿としてつづき、流動して書いてこそ人間の心持があらわれる。これは自然な平安朝のかなの世界である。しかし、道人は実用性をもつ現代のひらがなに、いかにして美を生み出し人間の生活感情をあらわしてゆくかに問題を反転集中する。道人の考えを忖度(そんたく)すれば、そのようなことになろう。
、、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 


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