忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

、、、たしかに良寛は己れを空しくしようとし、道人はつねに自己の充実完成を目ざしてきた、、、

‐第4回‐立体象書研究会展‐「魄」たましひの造形‐9/13~9/21‐
下図、‐作品「魄」たましひに右より光を投射、そして生まれる影、
‐3次元‐2次元‐「有」と「無」の存在‐その③‐
・・・良寛を偲びその行蔵を想う心がはげしく湧いてくる・・・

p.411、 ‐ 新潟における文化活動 ‐
、、、たしかに良寛は己れを空しくしようとし、道人はつねに自己の充実完成を目ざしてきた。良寛は禅の修行僧であり、道人は何よりも芸術家であるからこの相違は陶然といえばいえる。良寛は本来無一物に徹しなければならなかった。道人も現実の世俗こそ否定はしたが、無一物の境をめざしたわけではない。それにもかかわらず、身に受けた歴史的な現実の中で無一物を深く味わわなければならなかった。
良寛を偲びその行蔵を想う心がはげしく湧いてくる。それまでは、文字通り芸術上のライバルとして意識されていた。その対立は今や全く消え去った。「もののふ は ながを かげとら ふで とりて きみ まずいでし こし の ふるさと」とかつて若き日に詠んだことがある、、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 


Copyright (C) 2009-2015
立体象書研究会 All Rights Reserved. 無断での盗用,転載など類似の行為を禁じます。使用等に関しては,必ず連絡ください。

拍手[11回]

PR