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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、われわれは、寸暇を惜しんで勉強するのだ、、、

第67回 毎日書道展 国立新美術館‐7/8~8/2‐
可比丹作品 ‐金色‐「魄」たましい‐ 2階‐41に展示中
・「書」‐できないことではあるけれども切ればその断面は丸い‐秋艸道人

p.348、 ‐ 大戦と望遠 ‐
、、、昭和十六年(1941)十二月八日、日本は米英に宣戦布告して、ハワイ、マレーに出撃し、南方を確保しようとし、ここに未曾有の大戦に突入した。緒戦の奇襲は、はなばなしい戦果を挙げ、国民は興奮に湧き上った。  開戦の日、学園は異常な昂奮の坩堝(るつぼ)と化して、どの授業も戦争の話でもちきりであった。近藤潤次郎(中国古典)は、「この戦争ははじめ日本が勝ちます、しかしあとで負けます」と、さり気なく言った。道人は開口一番、「授業を放り出して戦争の議論などしていられない程、重大なことになった。われわれは、寸暇を惜しんで勉強するのだ」と語気を励まして、英語のテキストを読みつづけた。、、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 


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