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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、一点一劃をもゆるがせにせぬ厳密さと珠玉を磨く完全性の要求がある、、、

只今、「立体象書作品」‐制作中の磨き(120番)‐上面左より写す、
・・・「書線」を切ればその断面は丸い、と秋艸道人は言う・・・
・・・切らずとも断面の丸い「書線」、その「筆意」の造形、・・・

p.313、 ‐書簡家‐
、、
、一点一劃をもゆるがせにせぬ厳密さと珠玉を磨く完全性の要求がある一方、他方ではありのままの姿を喜ぶ気持ちもある。書簡は後者の世界に近い。しかも、書簡は芸術的な養分を湛える貯水池である。これを雲にたとえれば、短歌や書は雪や露や雨であろう。雲はさまざまなものとなる要素をはらんでおり、雲自身がまた千姿万態の美しさを示すこともある。書にたいする愉しみと自信が、大いに手紙を書かせたこともあったろう。逍遙、春城、天壇、伊達俊光、式場麻青、 いずれも道人の書簡を大切に保存していたし、道人もまた大切に保存していた。書簡は、大切に保存するのが、昔からのたしなみであった。
、、 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社


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