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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、一般の書風が稍々平板の嫌があつた爲に、顔眞卿が字形を改めて、古法を改革したり、、、

第3回立体象書研究会展、つづき
 、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、、、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、、、と天来は云ふ、」
・奥行のある面白い書の展示に、
眞に目の見える多くの方々にお越しいただきました、
下図、別府止母さん・作品「さよならだけが人生だ」・「終
」字・顔真卿より、

、、、昭和十三年發行 天來翁書話、、、.341
實用書及び藝術書の學習法漫談
(二)筆勢と筆意

 藝術書の變則的向上期といふのは、唐の顔眞卿の出る前に、、、一般の書風が稍々平板の嫌があつた爲に、顔眞卿が字形を改めて、古法を改革したり、日本の徳川時代に實用書として、御家流が上下を通じて甚しく普及し過ぎたり、又芸術書が明人の書を取り入れて、餘りに一調子であつた處へ、楊守敬の來朝により、囘腕法といふ新法が輸入され、日下部先生などが盛に唱道されて、羊毛の長鋒などが一時大いに流行し、我々も二十年間程此法によつて學んでゐたものだ。前文にも述べたやうに藝術書といひ、また實用書といふことも、近年に至つて當世風の名前をつけた迄のことで、賞鑑用の爲に額や幅を書くことを目的とする書と、讀むことを主とする實用書のことをいふので、昔はそんな區別のなかつたことは勿論である、、、
(昭和七年)とある、つづく

p.339.340に、人の書を見て、善いとか惡いとか、如何にすれば上手になるか、、、藝術としてどの位の品等に屬するかと いふやうな品位、、、数多くの藝術という「書」を残し た天来の強い確信、、、2014年、一般の書風は平板の嫌いはないのか、「個」という独自の世界も持たずに、人の書を見て善いとか惡いとか平気で審査と云ふ事をする者がゐる、、、品位の缺落なのか、

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