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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、三流以下でなければ學校の敎科書は書かないといふことに相場が極つたことがあつたさうだ、、、

―魚― 
・青銅器銘文檢索p.1563 6744
 魚+木.▢妊盤     
魚+木.▢妊乍.寽+虎.女魚母般(盤)
・金文總集p.3656 6744 魚+木.▢妊盤
下図拓図版
・殷周金文集成釋文・第六巻ーp.102 10118  魚+木.冶妊盤 
   蘇冶妊作.寽+虎.妃魚母盤子子孫永寶用之 
 字數:一五(又重文一) 
 時代:春秋

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、と天来は云ふ、」
昭和十三年發行 天來翁書話

實用字學 (上)實用文字の研究
.376、
、、故にこゝ四五十年の間は、古法 帖なんといふものは一般から忘れられて居た。、、、其處で學校の敎科書には誤字を書かないやうに注意しなければならないといふことが、名士の頭を著しく刺激して來た。總理大臣でも、文部大臣でも、名士の説だから傾聽する。學校の敎科書を書かせるのに誰に書かせたものか、專門家の中から詮衡して、ある大家に書かせることに決定する、併し誤字を書かれては困るから字だけは文部省で極めた主義により書かせることになる。その極めた文字といふのが例の字引の字だ。これでは書くことが出來ぬと幾ら説明しても大臣が入智慧をされて命令したところを、下役の官吏が頑張るのであるから譯の判らう筈がない。遂に大家先生はお斷りをする。然らば第二流の先生といふことになる。二流の先生も遂に御免を蒙り、三流以下でなければ學校の敎科書は書かないといふことに相場が極つたことがあつたさうだ、、、(昭和六年) 藝術・書を語る天来先生、つづく

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