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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、、作ろうと思って生まれるものではない。作ろうとあせるよりは、歌の生まれる素地を養うことだ、、、

東博平成館展示中「クレオパトラとエジプトの王妃展」7/11~9/23
下図、‐「母」‐ 作品名「クレオパトラが座れなかった椅子」‐
ー香美市土佐山田町 コミュニティベーステラムラー
ー作品「母」に抱かれるー中谷元氏―立体象書研究会名誉会
すべて窮極に達しなければ心の落着きを得ず、秋艸道人‐

p.373、 ‐ 硯のこと ‐
、、、田路(とうじ)義一は道人を敬慕していた一人である。歌ができたので、歌稿をたずさえて秋艸堂を訪れると、道人はちょうど「閑庭」をまとめおえ、低く口ずさんでいた。しかし、歌稿を一瞥しただけで、「歌は他人に直してもらうべきものではない。自分の気持ちを表わすまで、どこまでも気に入るまで自分でなおすことだ」。どんなときに歌が生まれるのかとたずねると、「歌は日々が歌であるから、作ろうと思って生まれるものではない。作ろうとあせるよりは、歌の生まれる素地を養うことだ」と言った。すべて窮極に達しなければ心の落着を得ず、そこに至って美が生まれると道人は考えていた
、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 


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