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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、道人は冬になると、硯に水を飲ませるといって、、、

東博平成館展示中「クレオパトラとエジプトの王妃展」7/11~9/23
下図、可比丹作‐「母」‐作品名「クレオパトラが座れなかった椅子」
ー銀座 ポーラミュージアムアネックスー
ー作品「母」に抱かれるー轡田隆史氏―立体象書研究会発起人
‐「書」‐できないことではあるけれども切ればその断面は丸い‐道人‐

p.373、 ‐ 硯のこと ‐
、、、道人は冬になると、硯に水を飲ませるといって、大きな甕に板をわたし、それに硯をのせ、また板をわたして硯をのせて水に沈めた。すぐれた愛用の硯、古硯、名硯をかなり持っていた。硯は深い山の中、渓谷から堀り出されたもので、その原石は元来は水にひたり、水を吸っていた。冬はとくに水気が乏しくなるので、甕に沈め、たっぷり飲ませたあと海綿で綺麗に拭きとり、布で包む。これは秋艸堂の冬の行事であり、この窮迫した戦時のさ中でも欠かさなかった
、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 


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