忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

、、、前ニ古人ヲ見ズ、後ニ来者ヲ見ズ、天地ノ悠々タルヲ念(オモ)ウテ、独リ愴然トシテ涕(ナミダ)下ル、、、

―魚―
下図、 変体魚文彩陶碗(へんたいぎょもんさいとうわん)
p.130‐文物解説‐黄河文明の曙光‐
新石器時代 半坡類型(今から6000年前)
細泥紅陶 高6.5㎝ 口径13.8㎝
1977年秦安県大地湾出土 ‐ 甘粛省考古研究所蔵
食器である。外面に黒色の簡略化し変形した魚の文様が描かれている。このような魚の文様は、半坡類型の彩陶を代表する文様である。(張朋川)
・天馬をかけるシルクロードの秘宝「中国甘粛省文物展」
平成2年9月14日ー10月23日 新潟県美術博物館 ‐図録より、

p.272、 ‐秋艸堂の生活あれこれ‐
、、、道人は小泉八雲の遺族から八雲愛用の黄八丈を遺品として贈られた。これを丹前代りに、寒いときはよく着ていた。「『それは国宝級だからドテラ代りはひどいから、私の方に拝領させてくれ』というと、先生は笑って、やることはやってもよいが、その代りの羽織をよこせといわれる。よろしいとうけ合ったがそれを果さないうちにとうとう戦火で焼いてしまわれた」(孤鶴いずれにか去る、柳田泉)。「夕方など手酌で陶然としていることもある。藪かげから上る月をみては、陳子昂の出台州歌をうなったものである。『前ニ古人ヲ見ズ、後ニ来者ヲ見ズ、天地ノ悠々タルヲ念(オモ)ウテ、独リ愴然トシテ涕(ナミダ)下ル』。そううなっては『全くその通りナア』と嘆息した。恐らくその頃から、ひそかに不朽の名をのこすことを志していたものであろう」
(孤鶴いずれにか去る、柳田泉)、、、 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社
-「墨線」、できないことではあるけれども切ればその断面は丸い、という道人。

拍手[22回]

PR