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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、却て此の餘技家の書といふものが藝術書と混同して藝術書を墮落させる機會を多くしたのである、、、

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、と天来は云ふ、、、」
下図、今日明日の二日間、放送大学面接授業、書道実習室で参考資料を、

昭和十三年發行 天來翁書話
實用書及び藝術書の奬勵法を異にすべきを論ず
.364.365、
、、 故に其の時 代が書道の全盛期となるべき筈である。往時藝術書は餘技として、當時の大官又は碩學僧侶の徒が引受けて居たから、能く指導者たるの役目を全ふし、實用書が之に追隨して向上したのである。以上のやうな關係から餘技の書といふものが後世まで附物になつてきた。昔は餘技の爲に著るしく藝術的書道が向上したけれども、中世以後餘技家の藝が衰へて來て專門家が藝術書を作り餘技家が實用書で甘んじてゐるやうになつてから、却て此の餘技家の書といふものが藝術書と混同して藝術書を墮落させる機會を多くしたのである、、、(昭和六年か、) 藝術を語る天来先生、つづく



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