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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、古きに溯るのは、本質把握のためである、、、

下図、拓‐泰山金剛経‐大德不名‐軸、
たいざんきょうせきよくこんごうきょう「泰山経石峪金剛経」
p.643‐中国書道辞典、、、その書について、康有為は榜書の宗としていう「榜書も方筆・円筆に分つ。また源を鍾衞(鍾繇と衞氏四世)に導くなり。経石峪は円筆なり、白駒谷(太基山の中)は方筆なり。然れども自から経石峪をもって第一となす、その筆意ほぼ鄭文公(鄭道昭)に同じ。草情篆韻備らざるところなく、雄渾古穆(ユウコンコボク)はこれを榜書に得たり、、、
―1981年、泰山にのぼる途中にてこの経石峪金剛経にじかに触れる―

p.260、 ‐書境の開拓‐
、、、道人は泰山金剛経の百枚以上に及ぶ拓本、漢唐の墓誌銘の拓本、およそ手に入れ得る拓本類、それも古拓、新拓いろいろのものを古美術商を介して求めた。その他遯盦秦漢印選、愙斎集古録などの印譜の類、その所蔵は厖大な量にのぼっていた。しかし、芸術家らしく、「古碑帖の類に耽り見ることは、筆致をして窮屈ならむるやうにて、近來稍々縦横の自由を失ひつゝあるが如く被存候。........」(大正六年十一月二十八日、伊達俊光宛)とも反省している。古きに溯るのは、本質把握のためである
、、、 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社
-「墨線」を-できないことではあるけれども切ればその断面は丸い、という道人-

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