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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、妍の美たることは何人も知つて居るが、醜の美たることは少し説明を要する、、、

―魚― 
下図、p.63-
圖版55‐西漢時期銅鼓圖案- 
・(7)銅鼓上的雲鷺紋和羽人競渡紋
圖案・原器爲廣西西林出土。
  ‐中國圖案大系‐第四巻-秦漢時代-張道一主編‐美工圖書社‐
 ‐圖版目録、圖版44 
西漢時期銅鼓圖案(七種)・・・63-

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 
 (五)書の形質及び性情 下 p.232、つづき
、、、展大し次手に點畫の方面を映して見やうか。性情を出すに都合の好い道具は澤山ある。先づ映つて來たのは點畫の妍醜である。妍の美たることは何人も知つて居るが、醜の美たることは少し説明を要する。老子の御厄介になる程六ケ敷き問題ではない。愛石家の集めて居る奇石を見給へ。必ず皺くちやな汚なげなものである。平面で滑らかで皺の無いものは、賞鑒の價値がないのである。古人も石は醜を以て美となすと云ふて居る。書も亦この醜を假りて性情の美を發揮する場合がある
、、、つづく(己未・1919年)、・・・2015年の干支(乙未)、96年前の(未・ひつじ)年に藝術「書」を綴る天来先生・・・

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