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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、平凡ならざる形、卽ち陳腐ならざる結體にして、觀者の眼に一種の感じを興させる形、、、

―魚― 
下図、p.20-圖版12-秦代漆器
及其紋様- (1)圖
・(1)鳳鳥雙魚紋漆盂的内底
圖案...以上均爲1975年湖北雲夢縣睡虎地秦墓出土。
  ‐中國圖案大系‐第四巻-秦漢時代-張道一主編‐美工圖書社‐
 ‐圖版目録、圖版12 秦代漆器
及其紋様(盂等五種)・・・20-

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 
 (五)書の形質及び性情 下 p.230、つづき
、、、又結體の上にも、形質と性情とがある。活字のやうに四角四面の結體で、何の趣も無い文字は、結體としての、形質であると謂ふことが出來る。たとへ活字のやうな結體でなくても、餘りに在り古(ふ)れた形で、少しの變化もなく、人の感興を牽かない結體である。之れも結體上より論ずれば、形質の部類に屬するのである。然らば結體の性情とは如何なる者かとなれば、平凡ならざる形、卽ち陳腐ならざる結體にして、觀者の眼に一種の感じを興させる形は、結體の性情であると云ふことが出來る
、、、つづく(己 未年・1919年)、・・・2015年、干支は(乙未)、96年前の(未・ひつじ)年、藝術「書」を綴る天来先生・・・

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