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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、心靈の閃が見えて筆意のあるものには、決して俗氣はないのである、、、

66回毎日書道展作品「無」が手もとに送られてきました。
「無」を上面より写す、

、、、昭和十三年發行 天来翁書話、、、p.276
中風症と藝術的書道
學者も讀め政法家も讀め愛國の士は必ず讀め

昨日のつづき、、、故に藝術としては、此の機械的に作られた部分が多ければ多い程、素人目には滑らかで揃つて綺麗に如何にも小器用に見えるのである。之を一般に俗氣と云ふのである。左樣云ふと素人は綺麗に見える者は皆俗氣だと早合點をする虞れを生ずるのであるが、譬ひ綺麗であつても、一調子でなく心靈の閃が見えて筆意のあるものには、決して俗氣はないのである。故らに古拙に書かうとして顫動を付たり、蜒々したり手先で小細工をした者は此れこそ眞に惡むべき俗氣であらねばならぬ。又總て藝術は調子で作ると云ふことは一大禁物である。調子とは勢力が惰力となり、其れが病的に習氣となり、遂に調子となつたのである
、、という(大正十年の比田井天来)、つづく

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