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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、文字の構造からはじめる。周秦に遡る石鼓文、鐘鼎文などの金石、篆刻から味わう造型筆法、、、

― 魚 ―
魚字、p.2535‐書道大字典 下 伏見冲敬編‐角川書店‐昭和49年発行
下図中央に‐石鼓文「魚」字、甲骨文‐金文‐隷書‐草書‐行書の頁
・・・大地に根ざす僕真性・・・

p.323.324、 ‐ ひらがな書きの改革 ‐
、、、「男には男らしいかな書きがあっていい筈ではないか」。言葉では簡単であるが、この中には伝統的なかな書きにたいする反抗と自己の主張がある。道人は、その改革を「かな書き」そのものからはじめずに、文字の構造からはじめる。周秦に遡る石鼓文、鐘鼎文などの金石、篆刻から味わう造型筆法などは、次第に道人に大地に根ざす僕真性を発揮させるようになる。一字一字判りやすく、しかも雅致のあるように配慮する態度、達意の字と明るさ、これはかな書きでも基本は同じである。
 、、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 


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