忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

、、、書と絵画との根本的な相異点はここにある、、、

下図、定本書道全集‐第3巻、
‐西域出土木簡その他の書蹟‐昭和二十九年發行‐河出書房‐p.4、
(上)新疆省ロプ・ノール附近沙漠景觀
(中)同省タリーム河本流沿岸風景
(下)同省ロプ・ノール北方樓蘭遺趾

NO.46 7(JUILLET)1955 BOKUBI「墨美 特集 触覚性」
 ニジェリアの絵画と木簡 ―その心性と触覚性―木村重信
 p.7、、、書体というものは決して個人の発明になるものではなく、多くの人が文字を使用している間に自然に一つの体を生んだものである。勿論書といえども、厳密に言えば、その文字を書く個人の意識の中にしか存在していない訳であるが、やはりこれは一種の集団表象に支えられねばならない。ここにいう集団表象とは、与えられた社会集団の成員に共通で、その社会内で世代から世代へ伝えられ、個々の成員を拘束するものである。言いかえれば、書は常に文字を媒質としなければならない。書と絵画との根本的な相異点はここにある。、、という 木村重信氏 (1955 BOKUBI)、つづく
......1955年現在、書の造形的な必然性をいう木村氏、、、......

Copyright (C) 2009-2014立体象書研究会 All Rights Reserved. 無断での盗用,転載など類似の行為を禁じます。使用等に関しては,必ず連絡ください。

拍手[9回]

PR